mixiに書いてたシングルの考察文。
補足やあとがきは4回分まとめて最後に載せます。


[その8](執筆日:08/03/01)


自分はダイパ開始から半年くらいまではグライオンをよく使ってましたけど、
最近はあまり使わなくなりました。

確かにグライオンは対物理全般に強いですし、
特にヘラクロス受けが安定する点は見逃せないと思います。
カビに比べて対格闘の甘いハピも、グライオンを用いることで
その難点を解消することができます。

しかし、ここでグライオンの汎用性の問題が浮き上がってきます。
グライオンだと、ゲンガー、ミロカロスボーマンダ
ギャラドスゴウカザル、ヨノワールなどに弱いです。
特にハピグロスを使っていると、ゴウカザルにはだいぶ弱いので、
これ以上弱くしたくはありません。

そういうことで、最近はゲンガーの方が候補になりやすいです。
実際、去年の春から夏を境に、グライオンがゲンガーにとって代わりましたしね。

ゲンガーは、さいみんじゅつ使用可能、タイプととくせい優秀、
決定力高い、いろんな技を使える、などの利点ゆえ、汎用性はかなりのものです。
加えて、↑に挙げたグライオンが苦手なポケモンの多くに強いです。



こんなところで。
まぁそれでも、ハピグラはまだ普通に健在でしょう。
使うもよし、対策するもよし。



[その9](執筆日:08/07/17)


3月にこの日記(↑の[その8])にも書いたように、自分は去年の夏以来グライオン
一度も使ってないですね・・・。

今でも思いますが、やっぱり単体での汎用性の低さゆえです。
いや、ギロチンとかも強力ですし、本来なら低くはないのですけど、
他のメジャーポケが強すぎるため、相対的にはそうなってしまいます。


なぜ汎用性が低いと思うかというと、一番の要因は
ただ単に特殊全般に対する弱さですね。
ほとんどの特殊にタイマンで負けるし、流してくる特殊も少なくありません。

あとはカビ、グロス、ヘラあたりの物理にはかなり強いのですが、
ギャラには弱く、対ガブも不安定です。



グライオンを使うのであれば、ハピナスは必須に近いと思っています。
少なくとも、有用であることは間違いありません。


その最大の理由は、特殊全般を受けられるからに他ならないです。
グライオン自身は特殊全般を攻めの起点にさせてしまいますが、
ハピがいれば相手を黙らせることができます。
これは立派で汎用性の高い、弱点の補い方です。

実際、昔使っていたハピグラ込みのパで、ハピもグラも出したときの成績は5−2に対し、
ハピを出さずにグラを出したときの成績は0−4でした。
さらにハピのいないグラ入りパでは1−1で、それでも合わせると1−5です。
(ついでにいうと、この1勝もグラを一度も繰り出してない・・)
このように、グラを使った試合では、控えにハピがいるとうまく流して
やりやすかったのですが、ハピがいなかったときは単に押されて
負けることが多かったわけです。


ちなみに、特殊を流せるポケモンは他にもいますが、グラとの相性や
そのポケモン自身の汎用性を考えると、やはりハピがダントツで最適だと思います。

例えばカビゴンは、まず攻撃面で考えても、物理ノーマル&炎よりも
ハピの特殊氷&電気とかの方が、グラとの相性はいいでしょう。
また、グラを使うからには対格闘などの性能を活かす必要があるので、
特殊を流すポケは格闘などに対して高い圧力を持つ必要は特にありません。
カビを使うなら、対ハピとかで差別化することになりそうです。

他には特殊耐久を高めたミロとかもありかもしれません。
単にタイプ上の相性もいいですし。
でも深くは考えていないので、ここでは省略で(何



[その10](執筆日:08/07/)


今回はハピナスを。



最近までの傾向を見ると、

れいとう、10まんorかみなり、ねごと、タマゴ

が最もよく使われる技構成の1つのようですね。
これはただ強いだけでなく、使いやすいという特徴も。


まずれいとう&10まんが強力ですよね。
タイプの組み合わせが黄金コンビと言われていたくらいで、
ルビサファの頃からも普通に使われてましたね。

そして例えばとくこうほぼ全振りからのれいとうor10まんで、
平均的に見てカビゴンにも劣らない火力になってきます。
対ガブ、ボーマン、ヤンマ、ギャラ、グラ、ロトムなど、いろいろ勝ってます。
そしていかくの影響を受けないだけでなく、おびにをくらってもへっちゃらです。

しかも攻撃技だけで見てもバリエーションが広く、ちきゅうなげや
炎技、くさむすびなどあり、パに合わせていろいろ利用することが可能。
逆に言えば、ハピを相手にする側にとっては何をもっているか容易に
読めず、応戦に苦労します。

少し話が脱線しますが、ダイパでハピがルビサファに比べて強くなったのは、
その1つによく使われるポケモンの影響があるのではないかと思います。
グライオンなんかはその最たるもので、他にはギャラ、ガブ、ドータなど。
ダイパ初登場orルビサファより増えたメジャーポケで、ハピよりもカビの方が
圧力出せるポケモンは、ハピ自身とサル以外にあまり思いつきません。
他に何かいたら教えて下さい(

補助技については今回は特に触れません。



あとハピ入りパの編成ですが、個人的には必須といえるポケモン
特にないと思ってます。
ハピ単体でも十分強いですしね。
とはいっても、グライオンはハピ入りパでは有名ですし依然有用ですけどね。


ハピ入りパにおいて、場合別にいうと・・・

グライオンなし

個人的おすすめ。
グラがいなくてもやれないことはない(詳しくは後述)し、現在ハピ入りパで
グラなしは使用率的にある程度マイナー、つまりそれだけ対策の対象になりにくい。

・グラあり

もちろんこれも普通にあり得る。

・硬い水あり

このときは、できればグライオン(またはヨノワールなど)がいた方がいいかもしれない。
いなくても大きな問題はないが、いると相乗効果でいろいろメリット大きい。


ハピ入りパでグラがいなくてもやっていけることについてですが、
これは自分の実際の対戦結果からに過ぎません((
過去のデータによると、グラのいないパでこちらがハピ、相手がヘラを
選出した試合の勝率は、総合勝率とそんなに変わらなかったので。
それでも総合勝率よりは下回りますけどね。

理論的に考えてみると、グラほどの安定性はないけどゲンガーといった
対策ポケもいますし、読みで制せられる可能性もあるからではと思いました。
ただ、今まで使ったハピ入りグラなしパには、ヘラに強いポケモン
多かった、というのもあるかもしれません。
それを補足しておきます。
(キッスハピゲンラプグロスラグとかはちょっと例外ですが)



[その11](執筆日:08/07/31)


カイリキー(ノーガード)
ばくれつ、バレパン、何か、何か@ラム



そこまで使用率はないのですが、十分強ポケです。

自分がよく使うハピグロスゲンガーのキラーポケ。
3月のあんぐらシングルでは2回使われ、特にYOUぽこさんとの試合では
厳しい読みを迫られて苦戦しました。

ばくれつ無効であるゲンガーに勝てるのがかなりいいですね。
その場合は上記のような型に限られ、しっぺかストーンが要りますけどね。



カイリキーはこのグロスみたいな型以外あまり考えたことがないですが、
こだわり型なども十分強そうです。

とくせいはやはりノーガードが基本かな。
こんじょうにも一定のメリットはありますが、
必中でこんらんにできるばくれつは大きいでしょう。



個人的には、同じかくとうポケであるサルやヘラと比べてランク差は
あまりないと思っています。
とはいっても、特に物理主体で種族値も割と似ているヘラには
きちんと差別化しておく必要があるでしょう。

重要だと思う差別化の相手

ハピグラ
ゲンガー
ボーマン
ヤンマ
サル

すばやさが高く、ヘラだと技を使う前にやられる相手が多いのが特徴ですね。
ただ、これら相手にタイマンで勝てるとは限らず、たとえ勝てても体力を
かなり消費することに注意。
特にたまボーマンは、耐久調整をしないとりゅうせいぐん1発で落ちかねませんし、
対サルもたまみがわり持ちにはタイマンで勝てません。

対グラは、基本はもちろん相手の後出し狙ってのれいパンです。
少し厳しいですが、ほぼ無条件で受けられてしまうヘラよりはずっと働きます。


いろいろ書きましたが、トップレベルのポケモンではない以上、
使えるかどうかは流行次第ですね。


<補足・あとがき>


本文中にも少し触れましたが、グライオンやカイリキーなどのそこまでメジャー度が高くないポケモンを使う場合には、主に以下のポイントがあると思います。

・どのくらい使えるかは流行に左右されやすい。流行的に使いやすそうなときに投入したい。
・そういうポケモンをバトルに出すからには、そのポケモンの長所を活かさないといけない。活かせるような工夫をする。
・そのポケモンの持つ難点をできるだけ浮き彫りにさせないようなポケモンを、あらかじめ入れておく必要がある。


多少繰り返しになりますけど、ハピグラの組み合わせが優れているのはこれらのポイントのうち特に下2つを満たしているからだと思います。
ヘラなどへの圧力が低いという欠点を持つハピがいることで、グラの誇るヘラ流しの高い安定性を活かすことができます。
また逆に、特殊全般をほぼ流せるハピで、グラの特殊に弱い難点を補えます。

グライオンは単体での汎用性は低いけど、ハピがパにいることで1ランクうpするポケモンになる、といったところですね。